昨日は地塗りにいそしみました。
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(今晩の夜行バスで成田に向かい、明日飛行機でロス→マイアミ→カリブ海に行きます。29日に日本に帰って来ます。)
これで、帰ってきたらすぐ描けます。
ああしかし8月1日から8日までは講座がありますので、9日から17日まで制作に打ち込みます。

カリブ海では2週間船に乗り、まあいわばしごき訓練+修身のプログラムを受けてきます。
ロープドリル、甲板や船側の掃除、機械室のメンテナンス、消化訓練、救命ボート漕ぎ、海岸でランニングなど。
私はどうも軍隊式(の考え方)が肌に合うところがありまして、そのような性質は美術家として何かが間違っているのではないか?と思う時もありました。自分のようなタイプの美術家に出会ったこともありませんし。
しかし実際はそんな二項対立に悩んでいるわけではありません。
東山文化を主導した8代室町将軍足利義政、そして彼に憧れ真似た織田信長などは、武将(軍人)アーティストでした。
茶の湯をやったり能を舞ったり。
わたくしは自分の画塾を船に例えることが多く、強く整然と秩序だった船にしたいという思いで、このプログラムに参加することに決めたのです。船に乗るクルーに新しい意識の覚醒を起こさせ、滞りなく未知なるアルカディア(理想郷)に向かわせたい。
たとえばクルー(生徒)にとっておなじみの、誰もがやらされるオブジェクティブ系メソッドは規律の中で習得するものであり、ロープワークみたいなものです。
あれ(運営者・船長)かこれ(プレーヤー・絵描き)かではなく、あれもこれも得よう。
そういうことを学んで来れたら、成功だと思っています。

096,2-1さらにトリミング
 清原健彦 光のマッス096   1030×728mm  キャンバスに油彩 2006年 


↓自由主義者に囲まれてひとりぼっちなアーティスト
https://www.youtube.com/watch?v=5wLaND09VF8
https://www.youtube.com/watch?v=nqw7fR30nwQ

/主宰 清原健彦