清原絵画教室のブログ

神戸で絵画を学ぶ。初心者からプロまで。

2008年10月

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2日目も1日目と同じ海岸でスケッチを開始したのですが、雨あしが強まったため宿での室内制作に切り替えました。宿からの景色は絶景で、室内にいながら充分にスケッチを行えました。

参加者の皆さんの作品は、後日に掲載しますので、楽しみにお待ちください。

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日が傾く頃からは、宿に戻り人物クロッキーを行いました。私は久しぶりにモデルをさせてもらったのですが、やはり人物クロッキーの緊張感は好きです。皆さん、対象をよく見て、集中して描かれます。
写真は今回初めて徐行描きによるクロッキーをされたKさんの作品。
体の重みや量感が出ています。素晴らしいです。

日生という土地と、宿のご主人が料理人ということで、夕食は楽しみのひとつでしたが、予想を超える素晴らしいお料理をいただくことができ、テーブルいっぱいのお魚やカニ、牡蠣はまるで竜宮城のようだとまで感じてしまいました。

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実際の景色を前にして描く事は、写真を見て描く事と比べて、迷いが少なく筆が運ぶように思います。
景色がどっしりと大きく広がり、その中に包まれて、素直に描く事ができる感じです。

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10/25(土)、26(日)は1泊2日の絵画旅行に行ってきました。
行き先は岡山県備前市の日生諸島のひとつ、鴻島(こうじま)。
参加してくださった4名の方と清原先生、私佐藤の6人での旅です。

JR日生駅に着き、そこからは1日4便だけの連絡船で島を目指します。船で海を渡っていると、日常から離れて特別な場所へ向かっている感覚になります。

写真は宿のご主人が案内してくれた静かな海岸。恒例のスケッチ大会と同様、清原先生によるスケッチの実演も行いました。

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日の峰教室Mさんの作品です。
一発彩色法で描いている途中です。

Mさんはこのあとすぐに白いところを多く残して制作をやめました。
これ以上木のバックを描くと、木の力強さが失われそうだと相談され、私は「ではいったん終わりましょう。迷いなく手を入れる気持ちが起きるまで、置いておきましょう」とアドバイスしました。

完成か未完成かは重要ではありません。
大切なのは、制作中の絵が常に「いつやめてもいい」と思える状態になっていることです。




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