清原絵画教室のブログ

神戸で絵画を学ぶ。初心者からプロまで。

2010年11月

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今日は新開地KAVC教室で絵本の原画を完成させた藤本さん(=写真左)をご紹介します。

藤本さんは今年3月から教室に来ています。

春から、出版社の絵本のコンクールに向けて描き始めましたが、締切に間に合わず応募できませんでした。

しかし、その後も制作を中止することなく、秋に完成させました。

芸術には、一体こんなことが何の役に立つのか?という物事に没入できる愚直さが必要で、それは尊い才能だと思っていますが、

締切が過ぎてもやり始めたことを最後までやり遂げた藤本さんは立派だと思います。

一見華やかに見える芸術の世界ですが、制作者の日常身辺はたいてい地味なものです。

(ちなみにすぐれた作品を生み出す人の多くはすぐれた実際家で、人当りがいいと感じてもいます。)

夜の新開地KAVCには、HAT神戸から自転車をこいでやってくるFさん、瀬戸内海家島から高速艇に乗ってくるHさん、そして藤本さんの3人の女性が来ていますが、この時間帯の雰囲気もどちらかといえばまあ地味な方ではないでしょうか。

絵はポスターカラーで彩られました。

全部並べると華やぎがあります。

本にすると、並んだ作品全体で醸し出すこのきらびやかさは見ることができませんので、

この日は貴重なものを見せてもらえたといえるでしょう。














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11月18日はKAVC教室でした。

KAVCでは今、映像、音楽、立体インスタレーションを組み合わせた展覧会、SHINCHIKA SHINKAICHIが開かれています。

私は自分の教室の午後のレッスンと夜のレッスンの間に見ました。

1階と地下1階で開催していますが、地下1階のシアターでは大きな映像作品が見られます。

懐かしいタッチの画風と今のコンピュータを駆使した画風が混ぜ合わさっていて、とても面白く見ました。

このようなすばらしい作品なのに、観客は私一人…。

なんとぜいたくな…

KAVCは神戸の中でも、最も値打ちのある企画を発信している施設ですが、その価値があまり認知されていないような気がします。

私たちの教室は、そのような施設で継続的に活動しているのですから、何らかの形でもっと結びついたり、活用したりしてもいいですね。

そして私たちの教室が、習い事教室というだけでなく、アートグループという性格を強めていってくれたら…と願っています。

というわけで、講師がまず、皆さんに呼びかけないといけませんね。


『SHINCHIKA SHINKAICHI』展は12月5日まで開催されています。

生徒の皆さんにも楽しく見ていただけ、勉強にもなると思いますよ。

おすすめです。どうぞ足をお運びください。

私は急きょ、明日21日のアーチストトーク(下欄の案内参照)に行ってみようかな?と思っています。

また、12月2日(木)はKAVC教室のレッスン日です。よろしければそちらにも参加して、アートの日を満喫していただくのもいいかもしれませんね。


以下はSHINCHIKAのホームページ
 
http://www.eonet.ne.jp/~shinchika/

のNEWSページからの抜粋です。




神戸アートビレッジセンター(KAVC)に、娯楽チーム「SHINCHIKA」が大集合!
噴水※のごとく飛び散る、映像、音、コトバたち!!
エキサイティングなエキシビション!!!
KAVCの最新展にて新境地!!!!
SHINCHIKA SHINKAICHI



※ 大正・昭和初期にかけて、娯楽のまちとして映画館や劇場が立ち並んだ新開地を映画評論家の故・淀川長治は「神戸文化の噴水」と称した。

http://kavc.or.jp/art/aip/shinchika/index.html

2010年11月15日(月)ー12月5日(日)12:00 ~19:00(最終日は17:00まで)
火曜日休館 ※11/23(火・祝)は開館、翌24(水)休 入場無料
会場:神戸アートビレッジセンター 1F /KAVCギャラリー、1room B1/KAVCシアター 他
出品作家:SHINCHIKA/勝村富貴、久門剛史(「神戸アートアニュアル2 0 0 4」出品)、藤木倫史郎、藤野洋右、吉川辰平
※イベント開催中は展示作品の一部がご覧いただけない可能性がありますこと予めご了承下さい。 
※都合によりプログラムが変更される場合がありますこと予めご了承下さい。



神戸アートビレッジセンターでは「Exhibition as media 2010(メディアとしての展覧会)『SHINCHIKA SHINKAICHI』」を開催します。
SHINCHIKAは2002年大阪の新世界にある「新世界国際地下劇場」からインスピレーションを受け結成された娯楽チームです。
記憶や都市、個人的な物語のイメージの断片をインターネットを利用して編集することにより、映像、作詞、作曲、立体インスタレーションなど幅広い表現を手がけています。
本展では、関西での本格的な個展は初めてとなるSHINCHIKAの代表的な映像作品をKAVCスペシャルバージョンで上映し、作品間をお祭り的な雰囲気を創出する新作映像で構成します。
また、さまざまなメディアを駆使して、当センターが立地する「新開地」のエッセンスを取り入れた新作をメンバーそれぞれが各所で展開します。
SHINCHIKAとしての作品と個々の作品を通して、エネルギッシュで遊びごころ溢れるSHINCHIKAワールドをお楽しみ下さい。


楽祭
SHINCHIKA と長く交友のある京都市立芸術大学「祭部」による“ 宇宙一自由な発表会”。
日時:11月20日(土)19:30~20:30
会場:KAVCシアター
料金:無料
出演者
宇感謝・YU☆KIO・八雄・ピーチマン・紗和子・ケミクティ

http://rakusairakusai.web.fc2.com/index.html



アーティストトーク
SHINCHIKAメンバーが作品のコンセプトや制作方法についてお話します。
日時:11月21日(日)16:00~18:00
会場:1room
料金:無料



ゲストトーク:野村仁×SHINCHIKA
京都市立芸術大学名誉教授で彫刻家の野村仁氏とSHINCHIKAのトーク。
それぞれの作品と制作についてお話します。
日時:12月4日(土)17:00~19:00
会場:1room
料金:無料



KAVC倶楽部会員限定ギャラリーツアー
本展企画担当者が展示の見どころをご案内します。
日時:11月23日(火・祝)14:00~15:00、17:00~18:00
定員:各回10名
料金:無料(会員でない方は要年会費)


抜粋ここまで


では皆さん、芸術の晩秋をお楽しみください☆



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今日11月13日(土)、「流星インタビュー」と銘打って、会報「流星」に載せる記事として、生徒さん一人にスポットを当ててインタビューを行いました。

「流星のように輝く人」という敬意と応援をこめて取材し、生徒の皆さんにも力を与える内容にしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

そのトップを飾るのは日の峰教室の宗重ひとみちゃんです。

ひとみちゃんは明石高校美術科2年生。

高校で絵を描いたり、デザインや映像を学んだりと忙しい中、この教室にも通っています。

今日も、家から45分の道のりを歩いてやってきました。

インタビューでは色々なことを尋ねましたが、詳しくは流星7号でお届けします。

今日のブログでは、取材で話してくれたことを少しだけご紹介いたします。







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11月初旬、明石高校美術科の修学旅行でパリに行ったそうです。

修学旅行でパリ…

4日間のパリ滞在で訪れた場所はルーブル、オルセー、ポンピドゥー・センター、グラン・パレ、シャンゼリゼ通り、モンマルトル、バルビゾン村などを訪れたそうです。

バルビゾン村…!!

すごいですね。

ちなみに、清原絵画教室の秋合宿はしあわせの村です。









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ルーブル美術館。

どんなに時代が変わっても、ヨーロッパではこのような模写が行われ続けると思われます。

このような写真を見ると、伝統は常に新しい、と感じます。

ひとみちゃんが提供してくれたこの写真は、美しく貴重ですね。

左下の開いた手のひらも含めて、映画のひとコマのようです。

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