■19　政倉敏彦
公館の庭

当作品の制作は、初秋に兵庫県公館の庭にあるベンチに座り、クロッキー帳にスケッチを行うことから始めました。そのスケッチを画用紙に転写し、ベンチに何度も通い、水彩で色付けを行いました。 中央の木は、最初、色づき始めていた頃でしたが、何度か通ううちに次第に紅葉が鮮やかとなり、その後色褪せ、最後には落葉し、季節を感じさせてくれました。また、哀愁ただよう街灯、何か思っていそうな犬、壊れかけた小屋のオブジェは日によって違う表情を見せてくれました。季節の移ろいの中で、赤、青、黄３色の絵具により、一番華やかな時を表現しました。

第１７回清原絵画教室展
展覧会コンセプト
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