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「新型徐行描き」には、おのずと「徐行描き」とは異なるルールがあります。目的が違うので当然です。

写真は、「新型徐行描き」の描き始めです。

「徐行描き」ではとてもゆっくり描きますが、「新型―」ではさほど遅く描くことは要求されません。

私が一生「徐行描き」で描け、と言われたら辛くて絵をやめるでしょう。「徐行描き」で習得したものを実用的なレベルに落とし込まないと、使い物になりません。

しかしたとえ実用的でないにしても、「徐行描き」は絵にとって大切なことに気づく、非常に有意義な取り組みなのです。

自動車教習所では、低速の運転を徹底的に習います。発進、停止、クランク、縦列駐車、方向転換など。

確かにローギヤだけで走れと言われたら、車の運転はいやになるかもしれません。

しかし高速道路をすいすい走れても、低速で走ることがうまくいかなければ、車の運転そのものがうまくいかないでしょう。低速走行の能力が、車の運転の楽しさに比例しているだろうと私は思います。

ですから「徐行描き」は非常にパワフルな武器となります。