清原絵画教室のブログ

神戸で絵画を学ぶ。初心者からプロまで。

カテゴリ: 告知

昨日は12月から始まる「私と私たち展」の展示下見に、KOBE STUDIO Y3に行ってきました。
主宰 清原健彦はこの展覧会に出品参加します。
講師搬入口_191021_0284_0

講師搬入口_191021_0285

講師搬入口_191021_0283

講師搬入口_191021_0282
↑今年の3月に西脇市岡之山美術館アトリエで展示した8点の水彩連作「トアロード・エキゾチシズム」を出品する予定です。
同寸のコピーを合わせ、確認しました。
出品作品の題材がトアロードの歴史、展示会場もトアロード近くにある歴史ある建物です。
その場所で作品がどう観えるのか、確かめたくもあります。

「私と私たち展」
■会期:
2019年12月7日(土)~2020年1月26日(日) 10:00~19:00/最終日は17時まで
月曜休館/冬季休館12月29日(日)~1月3日/1/13(月祝)は開館、14(火)振替休館

*大忘年会/オープニングパーティー 12月7日(土)18:00~(参加費1000円)榎忠さんの祝砲も披露されます
*新春餅つきと卓球大会 1月11日(土)時間未定(参加無料)

■会場:
KOBE STUDIO Y3  神戸市中央区山本通3-19-8 海外移住と文化の交流センター内

■主催:
C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)
神戸市中央区山本通3-19-8 海外移住と文化の交流センター内
tel&fax:078-222-1003 (10:00-19:00 月曜休館)
info@cap-kobe.com
http://www.cap-kobe.com/


「私と私たち展」には50名弱の作家が参加する予定です。
いろいろな「私」が集まって「私たち」になったC.A.P.の、25周年企画の展覧会です。
ぜひご高覧ください。

/主宰 清原健彦

生徒 肥田まさが個展を開きます。ぜひご高覧ください。
--------------------------------------

神戸 元町 歩歩琳堂画廊 2019
肥田まさ 油彩絵画 
その後のあと先


■日時
2019年11月2日(土)~11月6日(水)
12:00~18:00(最終日は16:00)
11/2(土)は16時からギャラリートークをします。そのあと懇話会に移ります。

■場所
神戸 元町 歩歩琳堂画廊 
〒650-0022    
神戸市中央区元町通1ー10ー1元町エビスビル3階
電話 078ー321-1154
https://www.facebook.com/buburindou/


肥田まさは、油彩画家として4回目の個展を この歩歩琳堂画廊にて催します。
油絵をのんびり描いてきて、10 年と少しが経ちました。
その間にわたしのまわりで、ひとは大きくなり、仕事先は新しくなったり古くもなったり。
無くしたものをまた見つけるのに充分なほどの時間が過ぎていました。
風景と人物を描いて、近年は幻想の風合いを見せるようになりました。
印象派の影響から離れつつあることは、そういう時代でしょう。
いまという生(なま)、その後のあと先は、これではないでしょうか。
みなさまのご高覧を 心よりお待ち申し上げます。
11月2日(土)から6 日(水)まで 連絡:090-7753-8614
明石の油絵画家 肥田まさは今年の展示にて、新しいテーマを見せます。 

■ご案内
絵画教室 明石CHRONOーCLASS受付中。
絵画でお困りのことはありませんか? 
展覧会中にあらゆる絵についてのお悩みをお受けいたします。
https://masah3333.jimdo.com

その後のあと先 大




歩歩林堂DM112 copy

/主宰 清原健彦

清原絵画教室生徒各位

ZINE(ジン)をご存知ですか?

ZINEとは、少部数印刷、小冊子など、自分が見てもらいたいもの、感動したもの、言いたい事、作った物語などをまとめて束ねたものです。

詩集、絵本、作品集、旅行記、図案集、写真集、歌本、アートブック、同人誌、コミックなど、さまざまな様式があり、これという決まりはありません。枚数も自由です。コピーした用紙2枚をホッチキスで束ねる、ブックカバー、折って2枚重ねだけでも可能です。

そんなZINEを集めた展覧会が下記の通り開かれますが、清原絵画教室の生徒であれば出品できます。

ZINEを作って展覧会に出しませんか?

教室で「絵本を作ってみたい」、「作品ファイルを作ってみたい」という声がちらほら聞こえます。
しかし、そのような思いを描いても、何をどうやっていいのか分からず、手をつけられないまま時が過ぎた、なんていう人も多いと思います。これを機に、それを形にしてみませんか?


展覧会名:go go ZINE days vol.1   (ジンと手製本のブックカフェギャラリーのような作品展)

会期:  令和元年111日(金)~6日(水) 11:0018:00(最終日16:00 
場所:  南天荘画廊http://nantensogaro.com/

↓フェイスブック(出品作家を紹介しています)
https://www.facebook.com/pages/category/Art/Go-go-ZINE-days-%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%BA-109803017024819/

■出品料:今回は無料です。


↓私の手元にあるもので、ZINEになりそうなものを集めてみました。参考になればいいのですが。

1.しまうまプリント(オンライン写真印刷工房)で作ったフォトブック↓
1999~2006の油彩作品を選抜して掲載しました。

講師搬入口_190922_0253

講師搬入口_190922_0252

講師搬入口_190922_0251

1冊24ページ、A5スクエアサイズ、約300円で作りました。
↓しまうまプリント・フォトブックのページ
https://www.n-pri.jp/photobook
↓作り方のページ
https://www.n-pri.jp/photobook/howto
この手順に沿って編集し、注文すれば早ければ翌日に着きます。


2.小型のアイデアスケッチ帳↓
ポストカード集を作ろうとした時のものです。

講師搬入口_190921_0266

講師搬入口_190921_0265

講師搬入口_190921_0264

講師搬入口_190921_0263

3.1999年頃の作品を集めたポートフォリオの縮小コピー
講師搬入口_190921_0262

講師搬入口_190921_0261

4.↓画文集(左)とオルゴールムーブメントを内蔵したアートブック(右)
講師搬入口_190922_0254

5.紙を2枚重ねただけのものもあります。↓
講師搬入口_190921_0260

6.kinko’sのカラーコピー↓
講師搬入口_190922_0268

講師搬入口_190922_0267

kinko’s三宮店↓
https://www.kinkos.co.jp/store/kb001.html

■次に、ざくっと参加要項を記します。


・見本(会場真ん中のテーブルに置く)+販売する商品=最低計
2冊は必要 



・40名ほどの人に参加を呼びかけ、約20名が参加表明している(9/21現在)

 

・10月に入ったら受付け開始。

・作品を預ける期限:1029日(3031日に飾り付け)

南天荘画廊に郵送または持っていく。「go go ZINE分」と表記すること。
納品書が必要

納品書内容:名前、作品名、販売価格(税込・税別明記)、納品数、サンプルの有無

作品紹介をしたいので早めに送ってもらえるとありがたい、とのこと。

★本だけでなく、作品も受け付ける1500縦×600横の壁面か600×300の棚の上に置けるもの。その場合も納品書必要。

必ず値段をつけること 売り上げの30%を画廊に

 

・メールで申し込む そのアドレス

プロフィール(肩書き)、名前(ネットなど告知に掲載される)、作品の写真

フェイスブックのページで掲載されている
https://www.facebook.com/pages/category/Art/Go-go-ZINE-days-%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%BA-109803017024819/

 

■また会期中、主催者の松本さんが毎日、一日中ずっと、会場にいて、毎日、「折り本」のワークショップ開催します。

真ん中にテーブルがあり、そこで行います。
↓折り本
講師搬入口_190921_0259

講師搬入口_190921_0258

講師搬入口_190921_0257

講師搬入口_190921_0256

講師搬入口_190921_0255

ワークショップに参加すれば、ジンの一つの作り方がマスターできますね。

内容(ネタ)を用意しているそうです。
「それぞれの宮沢賢治」より、言葉をカットして置いておく、そうです。

 

■11/1(金)14:00 語り部ライブあり。

 

■搬出 11/6()16:00会場に取りに行くか着払い郵送

興味のある生徒は主宰・講師の清原までお尋ねください。
kiyohaaart@gmail.com
090-6587-3695



/主宰 清原健彦 

 

専攻科秋山アキヲのグループ展レポートをご紹介します。
「初心者であった者が美術家として生きる」、そのアートライフの一端を感じていただければ、そして、絵画教室の門下に入る多くの人が、自らの物語として、希望を思い描いていただければ幸甚です。
(前号ブログ記事→

IMG_7017

--------------------------------------------------------
秋山アキヲのブランクギャラリー戦記

専攻科004 秋山アキヲ

令和元年、東京THE blank GALLERY にてグループ展に出展した経緯、感想、学びを同じ志を持つアーティストの皆様のため、また自分自身の備忘録としてここに記します。

僕はここ一年ほどリュック タイマンスに憧れ、彼の作品に近づこうとして絵を描いており、出来た作品をインスタグラムに投稿していました。そんな中、清原先生との雑談の中で「アカデミズムの王道たるバロック絵画界のスター、ニコラ プッサン」と「アート界の中ではサブカルチャーの漫画のなかでも更に傍流のつげ義春」を組み合わせてみたら面白いかもという話が出ました。
その「つげプッサン」を試作品を経て油彩で描いてみたところ、見たことのないヘンテコリンな魅力ある作品が生まれました。

これはイケる!と手ごたえを感じ、またインスタグラムに投稿したところインスタグラムの直接のメッセージでTHE blank GALLERY のギャラリストさんからグループ展のお誘いを頂きました。ペインティングをしている無名の新人10人程度でグループ展をしたいとのことでした。

最初は新手の詐欺かとも疑ったのですが、どうもそうでもないようでしたので喜んで参加の旨お伝えしました。
新人ですけど中年のオッサンですよと一言申し添えることも忘れませんでした。

それからは展覧会まで6週間程度しかなく つげプッサンをひたすら描き続けました。もちろん過去の作品を出展することも出来たのですが、それではありがちな、インスタグラムでも腐るほどあるリュック タイマンスの100番煎じにしかなりません。せっかく東京まで行って多くの人に見てもらうなら拙くとも荒削りであろうとも つげプッサンで行こうと決めました。

結果つげプッサンが6枚出来ました。頭の中のアイデアを全て盛り込んだので6枚とも作風が違い、全てが実験作ですが、それらを全て展示することにしました。この限られた期間内に多数仕上げるということでいろいろなことが学べました。
思いついたことをとりあえず形にして完成と呼べる状態にもって行くこと。
油彩の乾燥状態を管理、把握してスケジュールを組むこと。(暑い車内に放置して乾かしたりしました。絵具の劣化の恐れがあるのでオススメはしません)
出来れば少しずつ描き上げ絵と対話しつつ完成にもっていければ一番いいのですが、時間がなくそれはできませんでした。結局完成した絵を見て次の絵のプランを立てるという状態でした。
(本来は1枚仕上げる間にPlan Do See を繰り返すべきところを1枚につきPlan Do See 1サイクル)
まあそれでも何とか6枚が出来上がりました。

展示に関してですが教室展のときから「設えは超大事!」という教えを受けていましたのでかなり気を遣いました。
搬入時グループ展の他の作家さんのうち何人かは数分で位置決めし、釘打ち、設置してささっと出て行きました。恐らく絵は自分の為に描くもの、という意識しかなく絵を観てもらう(買ってもらう)という意識が希薄なのではないかと感じました。
例えば車のディーラーで車をディスプレイする、食器屋でティーセットを陳列するという場合かなり気を使うはずです。見せ方の巧拙が売り上げに直結するからです。
絵の場合で仮に同サイズで同じ縦向きの絵が5枚あったとします。これを横一列に等間隔に並べるとして並べ方は5x4x3x2x1=120パターンあります。これがサイズがバラバラ、縦横の向きもバラバラ、一列で収まらないので二段または三段組みとなるとほぼ無限の組み方のパターンが考えられます。
その中でも最適解(に近いと思われるもの)を探す作業が数分で終わる筈はありません。いくら予めプランニングしていても会場の広さ、高さ、ライティングも考慮して配置されるべきである筈です。

今回僕は清原先生に仮設置状態からLineで写真を送り適宜アドバイスをもらいつつ設置しました。アドバイスをもらう安心感はあれど最終的に判断を下すのは自分ですし、限られた設置時間の中での作業はなかなか緊張感がありました。

あと今回東京行きが決まってから「現代絵画の再生」の著者、柿栖恒昭先生に著作の感想と展覧会へのお誘いを手紙に書いて送ったところ実際に展覧会に来ていただき、清原先生を交え直接お話しさせてもらいました。いろいろ新しい創作のヒントをいただいたように思いますので今後にいかしたいです。

それと今、東京で個展中の吉村宗浩先生とも今度会食を予定しています。いろいろな人脈が拡がって清原絵画教室と結びつけば嬉しいです。

そんなわけで清原先生のお力を借りつつ、何とか制作、展示できました。今回、絵が売れれば嬉しいですが、それは主たる目的ではなく人脈を広げること、他のアーティストの振舞いを見て学びを得ることを目標にして行ってきました。
今回学んだことを自分の、そして同じ船のクルーの創作に役立てばと思います。

--------------------------------------------------------
以上、秋山本人によるレポートでした。
簡潔明瞭な考察、頭の良さを感じます (ちなみに京大医学部卒の、現役の医者です)。
およそ1年前にプロ養成を目標に掲げる専攻科に移籍したころから、急に絵がプロっぽくなり、インスタグラムを通してギャラリーとの関係を獲得し、展覧会開催の切符を得ました。当教室は「アーティストになろう、アーティストでいよう」を標語にしていますが、まさに秋山はそれを実践しました。専攻科に入ることでその自覚を持ち(存在性)、その結果行動が美術家のそれになり、描く絵が変化しはじめ(行動性)、ギャラリー主催の展覧会に招かれ、人脈を広げ、美術批評家と対談するという状態(所有性)を得ました。その成功を讃えます。

/主宰 清原健彦

専攻科生の秋山アキヲが東京原宿ブランクギャラリーで開かれるグループ展に出展します。

↓展覧会のダイレクトメール
スクリーンショット 2019-09-05 17.32.06


以下、最近の秋山アキヲの作品をご紹介します。
↓これは現在描きかけの油彩
秋山搬入口_190905_0056

↓完成油彩作品
秋山搬入口_190905_0055

秋山搬入口_190905_0051

秋山搬入口_190905_0040


■場所:THE blank GALLERY

■タイトル: EPIC PAINTERS Vol. 6

■会期:9月15日(日)~29日(日)
営業時間:平日13:00-19:00、土日祝 12:00-19:00
休廊日:木曜 

アクセス
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-21-6 大崎ビル3F
電話: 03-6804-5150
JR原宿駅より徒歩9分、東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅5番出口より徒歩5分

※15日11時から搬入、完了次第開場、18:00から20:00ぐらいでオープニングパーティー  という感じだそうです。

ブランクギャラリー
https://www.the-blank-gallery.com/
秋山インスタ
https://www.instagram.com/akiyama_akiwo/?hl=ja


ぜひお運びください。私は15日16日、観に行きます。
/主宰 清原健彦

↑このページのトップヘ