清原絵画教室のブログ

神戸で絵画を学ぶ。初心者からプロまで。

2009年12月

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キッズ日の峰に通っている谷澤貴大(たかひろ)君は5歳。
おばあさんと一緒に来て約30分、絵を描いて帰ります。
最初は10分でした。それが少しずつ長くなってきました。
彼にはここに来て過ごすこと自体がレッスンです。
トイレに行く時は玄関にいる飼い犬のハルの横をすり抜けないと行けません。
少しずつ私と目をあわせることが増えてきました。
そしてこの日はとても集中して描きました。

絵はコミュニケーションです。
絵というコミュニケーションを始めるためには、くつろいでその空間にいることが大切です。
貴大君にとっては目下、楽にそこにいることが修行です。

コミュニケーションを始めよう!

そのために、楽にそこにいていただく。

それは講師にとっても、第一のクリアすべき関門です。

これからも楽しい時間を持とうね、貴大君。









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12月26日(土)のキッズ日の峰の教室を、生徒さんからいただいた贈り物でささやかに飾り付けをしました。折り紙の機関車は生田教室の多賀健太郎君から、ポインセチアと雪だるま(スノーマン?)は別の生徒さんからいただきました。

私たちの教室はコミュニティ(共同体)のようです。
絵を媒介にして、人と人が結びついていくなら、私は幸せを感じます。

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キッズ日の峰の教室を飾った折り紙の機関車。
それは生田教室の多賀健太郎君(写真)が私に贈ってくれたものでした。それを、子供たちに分けさせてもらいました。

多賀健太郎君ありがとう。

2010年1月22日(金)から1月27日(水)まで、三宮サンパル市民ギャラリーで「第8回障害者公募作品展 ハートでアートこうべ2009入選作品展」が開かれますが、そこで多賀健太郎君の絵が見られます。

彼の作品は2008年には優秀作品に選ばれ、今年の県立美術館の展覧会のポスターにも使用されました。

写真は、生田教室で制作中の多賀君。

これから大きな画面に、えんぴつでデッサンし、不透明の絵の具で描いていくことになります。


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機関車を持って記念撮影。

多賀君がくれた機関車は子供たちに受け取られ、これからそれぞれの旅を始めます。

コミュニケーションの連鎖。

それを建設的なものにする工夫が、アートの世界では大切です。

私も、このアートの世界に身を置くことで、そうしたものを活かす姿勢を磨いていきたいと願います。

それにしても、こうした意図を、子供たちは素直にうけとめてくれます。

これは見習わないとなあ、とよく思います。

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日付は変わりましたが、クリスマスの夜。

皆さんはどうお過ごしになっているでしょうか?

私は一人でケーキと生姜湯風紅茶をいただき、FM放送で流れているバイロイト音楽祭のワーグナーの楽劇「ローエングリンの指輪」を聴きながらこれを書いています。

なかなかぜいたくな、ひさびさにクリスマスらしい夜を過ごせています。



去年は東京で勉強してました。一昨年は、絵の本、「一から始める大人のための絵のレッスン」の大詰めで、何人かの生徒さんと必死で絵を描いていましたね。

クリスマスらしいクリスマスに慣れていないせいか、
いつもはちょっと照れくさいのですが、
今日は救い主の生誕2009年記念日を一人で満喫しました。

夜の新長田の教室のために夜の三宮を通りましたが、
街ゆく多くの女の人は今夜はとびきり華やかで、
やはりクリスマスというのは特別な日なのかもしれませんね。

今日は街の華やかな女性たちに刺激されましたので、
私のとても好きな曲、
吉田美奈子の「恋は流星」の歌詞を紹介したいと思います。



「恋は流星」 吉田美奈子


とても素敵 夜の気配に
すり抜けては眩しいテールライト
暮れる前まで会えたなら
願い きっといつかかなうわ

飛び散る景色に
あなたへ愛をちりばめ

短かすぎる夕暮れ時と
走る私写すミラーグラス
移り変わる色鮮やかに
縁どられて頬に落ちるよ

いつも好き この街の通り
高く低く回るターミナル
まるで流星 燃え上がる炎
恋と流れ
夜空駆けるよ

飛び出る心を
素直に届けてみよう
飛び散る景色に
あなたへ愛をちりばめ

彼方へ愛をちりばめ



…実は会報「流星」は、この歌が好きで、ここから名前をもらいました。
我が教室の存在、そして我が同胞が作る絵も、彼方へ愛をちりばめ、燃え上がるような炎とともに走ってゆく流星のようにあれかし、という願いをこめて命名しました。

私は最近、夢やファンタジーに対する憧れを、抑制するのはやめようと思うようになりました。

ドライで先鋭的で、クール(恥ずかしい言葉)なんてもう飽き飽きした。

戦闘服を脱いで、胸に花を飾ろう。

官能のかっこよさに乾杯!です。

























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