キッズ日の峰に通っている谷澤貴大(たかひろ)君は5歳。
おばあさんと一緒に来て約30分、絵を描いて帰ります。
最初は10分でした。それが少しずつ長くなってきました。
彼にはここに来て過ごすこと自体がレッスンです。
トイレに行く時は玄関にいる飼い犬のハルの横をすり抜けないと行けません。
少しずつ私と目をあわせることが増えてきました。
そしてこの日はとても集中して描きました。
絵はコミュニケーションです。
絵というコミュニケーションを始めるためには、くつろいでその空間にいることが大切です。
貴大君にとっては目下、楽にそこにいることが修行です。
コミュニケーションを始めよう!
そのために、楽にそこにいていただく。
それは講師にとっても、第一のクリアすべき関門です。
これからも楽しい時間を持とうね、貴大君。