今日はスタッツ表を作った。
スタッツとは、生産高を測る数値のこと。
今回の表では「制作時間」をスタッツとして測ってみることにした。
7日で1サイクルとし、1日6時間、7日で42時間を目標とする。
生産高のグラフが上向きならアップスタッツ、下向きならダウンスタッツという。
私は教室で、生徒さんのモチベーションを高めることを一番大事にしている。
そのために、生産を上げることを重視している。
生産は士気を高める。
士気の高さは生産を高めるが、その前に、生産の高さが士気の高さをもたらすのだ。
北摂情報学研究所の亀田学広という人が音声セミナーで面白いことを話していた。
あなたが人生で本当の資産、本当に手に入れたいもの、本当にやりたいことをどうやって見つけるか。
それは自分の葬式を想像してみて、多くの列席者が自分に対してとても感謝しているが、その人たちが何で感謝しているのかを定めることができれば、それがあなたの資産=人生で一番大切を見つける方法だという話だった。
自分の葬式で参列者が「あなたがどんなにいい物(車、服、持ち物など)を所有していたか」を話しているのと、「あなたがどんなに人から感謝されることをしてきたか」を話しているのと、あなたはどちらをのぞみますか?
あなたが本当にしたいことを見つけなければ、あなたは押し付けられたがらくたばかりに囲まれて暮らすことになる。
人生の本当の喜びは、与えたい人を見つけ、与えたいものを見つけ、それを実行できるかどうか、にかかっているのだ。
価値ある生産物を多く供給することが、士気(=やる気、テンション、よっしゃやったるで!という気概)を生むという話とそれは合致する。
失業者の無気力は無収入から起こるのではない。無生産から起こるのだ。
生産(与えること)が喜びだ。収入(得ること)はその次の起きるできごとだ。
「質より量」ということもそれに関連する。量に照準を合わせる方が、生産を上げやすいと思う。生産が上がれば士気が上がり、士気が上がればおのずと高品質なものができる。
だから私は生産の低い生徒さんに不寛容だ。
生産の低い生徒さんや、ダウンスタッツな生徒さんが増えると、教室の士気、テンションが下がるからだけではない。その生徒さん自身にもっと喜び(士気の高まり)を味わってほしいからである。
もう一つの話をしよう。自分の教室が成功している点として、受講料がそれなりに高いことを挙げることができる。
高い受講料は、生徒さんを真剣にさせるが、もう一つの側面がある。
高い受講料を払う人は、収入の高い人である場合が多い。
高収入の人は高生産である。
そして高生産な人は倫理的だといえるだろう。
ただし倫理的といっても、ただ良識的で品行方正なだけでは倫理的とはいえない。
倫理的であるためには、自分の美学があり、自尊心が高く、他者を助ける意志と能力を要する。
そしてそれらの特性を備えた人は、周りの人をも尊び、賢く元気にさせる。
高めの受講料に設定すると、高生産、高倫理な人が集まり、気持ちの良いクラスになるのだと思っている。