清原絵画教室のブログ

神戸で絵画を学ぶ。初心者からプロまで。

2013年01月

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今日はスタッツ表を作った。

スタッツとは、生産高を測る数値のこと。

今回の表では「制作時間」をスタッツとして測ってみることにした。

7日で1サイクルとし、1日6時間、7日で42時間を目標とする。

生産高のグラフが上向きならアップスタッツ、下向きならダウンスタッツという。

私は教室で、生徒さんのモチベーションを高めることを一番大事にしている。

そのために、生産を上げることを重視している。

生産は士気を高める。

士気の高さは生産を高めるが、その前に、生産の高さが士気の高さをもたらすのだ。

北摂情報学研究所の亀田学広という人が音声セミナーで面白いことを話していた。

あなたが人生で本当の資産、本当に手に入れたいもの、本当にやりたいことをどうやって見つけるか。

それは自分の葬式を想像してみて、多くの列席者が自分に対してとても感謝しているが、その人たちが何で感謝しているのかを定めることができれば、それがあなたの資産=人生で一番大切を見つける方法だという話だった。

自分の葬式で参列者が「あなたがどんなにいい物(車、服、持ち物など)を所有していたか」を話しているのと、「あなたがどんなに人から感謝されることをしてきたか」を話しているのと、あなたはどちらをのぞみますか?

あなたが本当にしたいことを見つけなければ、あなたは押し付けられたがらくたばかりに囲まれて暮らすことになる。

人生の本当の喜びは、与えたい人を見つけ、与えたいものを見つけ、それを実行できるかどうか、にかかっているのだ。

価値ある生産物を多く供給することが、士気(=やる気、テンション、よっしゃやったるで!という気概)を生むという話とそれは合致する。

失業者の無気力は無収入から起こるのではない。無生産から起こるのだ。

生産(与えること)が喜びだ。収入(得ること)はその次の起きるできごとだ。

「質より量」ということもそれに関連する。量に照準を合わせる方が、生産を上げやすいと思う。生産が上がれば士気が上がり、士気が上がればおのずと高品質なものができる。

だから私は生産の低い生徒さんに不寛容だ。

生産の低い生徒さんや、ダウンスタッツな生徒さんが増えると、教室の士気、テンションが下がるからだけではない。その生徒さん自身にもっと喜び(士気の高まり)を味わってほしいからである。

もう一つの話をしよう。自分の教室が成功している点として、受講料がそれなりに高いことを挙げることができる。

高い受講料は、生徒さんを真剣にさせるが、もう一つの側面がある。

高い受講料を払う人は、収入の高い人である場合が多い。

高収入の人は高生産である。

そして高生産な人は倫理的だといえるだろう。

ただし倫理的といっても、ただ良識的で品行方正なだけでは倫理的とはいえない。

倫理的であるためには、自分の美学があり、自尊心が高く、他者を助ける意志と能力を要する。

そしてそれらの特性を備えた人は、周りの人をも尊び、賢く元気にさせる。

高めの受講料に設定すると、高生産、高倫理な人が集まり、気持ちの良いクラスになるのだと思っている。













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昨日は神戸市勤労会館美術室で教室を開きました。

教室展に向けての補講が目的だったのですが、8人が参加しました。

美術室を使うのは初めてでした。広い部屋で、3月に個展を予定している鍵山さんが和紙に大きな水彩を描いていました。

この部屋なら大きな作品も描けます。これから教室の新しい形を模索するにあたり、大きな作品をもっと積極的に描く傾向になるのもいいと思います。

問題は作品の持ち運びですが、和紙なら丸めて持ち運んでもしわ、よれがあまり気にならないかもしれません。

この日のレッスンは10:00~16:00で、時間的にもゆったり進めることができ、生徒さんにも好評でした。

空間的にも広く、ああ、教室というのはこういう時間と空間で過ごすことで何かを生み出すことができるのだなあと思いました。

振り返れば、2002年に教室を始めた頃、「日常を離れた上質のひとときをホスピタリティある美術サービスでお過ごしいただく」というようなコンセプトで教室を展開しようとしていたことを思い出しました。

特別な空間で提供される最高のおもてなしが、美術を軸にしているという姿です。シェフの代わりに、美術家が趣向をこらして客人を日常ではない次元にご案内するというコンセプトです。

こういうことを確立したのがおそらく千利休でしょう。

今回の補講が、自分にはそのような刺激を与えたようです。

もしそういう目標を利休のように実直に追い求めたなら、最上のホテル、ビラ、リゾート山荘、禅寺での塔頭や客船のクルーズで絵画教室を提供することも可能な気がします。

そして何曜日の何時から、というような固定的なスケジュールを減らし、教室が可動性を増せばそのようなことももっと試せると思います。

人は誰も、人を助けることを喜びとする生き物です。

私が絵画教室を運営するにあたり、上記のようなすばらしい空間で授業を提供できるなら、本当に喜びになると思います。

どうせやるなら、ビジョンは高く抱きたいと思います。

これから私は、今の住居で暮らしながら(今までの教室スタイルを維持しながら)、新しい別棟を建てていこう(新しい教室スタイルを築こう)と思っています。そしてその設計の第1歩が、今回の補講だったと思います。

多くの実験を繰り返し、生徒の皆さんの声を参考にしながら、本当に喜ばれる、ホスピタリティあふれる教室を作りたいです。

そして別棟が完成したら、今の住居はひきはらいます。

ともかく今回の補講は、私もフレッシュな気持ちになれた、楽しい時間でした。








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1~3月の教室日程です。

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流星休刊および年会費制度一時休止のお知らせ

会報流星の発行を休止します。

■理由は…
作成に時間がかかりすぎる。
早期に日程を決めてしまうことによってそれが束縛となり、動きにくくなっている。
たとえば、必要性の低い企画をたててしまう、出張に出かけられないなど…  です。

■今後は…
お知らせがある時は不定期・随時に告知します。教室において臨機応変に口頭、書面で。
カレンダーは、できれば作成しますが原則作らないものとお考えください。
開講日は教室で、またはお電話かメールでご確認ください。
ホームページやブログでのお知らせを充実させたいと思いますが、目下進行中です。
ホームページは全面改修を検討しています(今のは更新作業が難しいため)。

■年会費は…
これに伴い会員制を休止し、毎年いただいていた年会費2000円の徴収はいったんやめます。
しばらく様子を見て問題なければ流星廃刊、年会費制度廃止にしようと思います。

■教室も10年の節目を迎え…
清原は作家活動に力注ぐ態勢になって来ています。事務は簡素化に向かうと思います。
できれば技術指導の内容をもっと充実・進化させたいです。

KAVC(カブック)教室展出品のお誘い

会期:2013年2月3日(日)~11日(月・祝)
10:00~22:00(最終日 ~17:00)

会場:KAVCギャラリー(1階)

参加資格:清原絵画教室生徒ならどなたでも出品できます。
KAVC教室に出席したことのない人でも構いません。
ただし、2013年のトアギャラリーでの第10回生徒作品展に出品する人に限定
させていただきます。
絵画であれば大きさ、点数は自由です。
額装した作品でもそうでない作品でも構いません。

出品料:無料

搬入:2013年2月2日(土)15:00~20:00(清原がいます)
飾り付けは各自でおこなってください。
来た人から順に自由な飾り方で展示してください。
清原が調整して場所を変える可能性がありますが、あらかじめご了承ください。
額装作品は釘を打ってそこに吊るしてください。
釘、虫ピンは各自でご用意ください。
工具の貸し出しはありますが、できれば数に限りがあるのでご用意ください。
テープ、木ねじは使用できません。

搬入代行:清原に作品をお預けいただければ飾り付けいたします。
その場合すみませんが2000円頂戴いたします。

搬出:2013年2月11日(月・祝)17:00~20:00(清原がいます)

搬出代行:清原が搬出して作品をお返しする場合、すみませんが2000円頂戴いたします。

KAVC側のもうけた搬入出日時:清原がいない時間でも、以下の時間は搬入出が可能です。
その場合清原にご相談ください。
搬入:2月1日(金)10:00~22:00、2月2日(土)10:00~22:00
搬出:2月11日(月・祝)17:00~22:00、2月13日(水)10:00~22:00

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