2週間ほど前、「イタリアは呼んでる」という映画を観ました。
http://www.crest-inter.co.jp/Italy/
それにちなんで、というわけでもないのですが、わたしイタリア好きかも?と思うことがよくあるので、イタリアの何が好きなのか?をちょっと語らせていただきます。
それにちなんで、というわけでもないのですが、わたしイタリア好きかも?と思うことがよくあるので、イタリアの何が好きなのか?をちょっと語らせていただきます。
①フィアット
②モトグッツィ
③映画
好きな伊映画は数あれどここではナンニ・モレッティ「親愛なる日記」を挙げたいと思います。
第1章「ベスパに乗って」の最後の部分、キースジャレットの「ケルンコンサート」が挿入された映像がツボです。
④そしてキリコ、そしてモランディ(そしてカルロ・カッラもいいですよ)
キリコ↓
モランディ↓
カッラ↓
イタリアの何がいいのか?を考えてみました。
一言でいえば小物感?
ちっちゃ! 的な。
昔イタリアを旅行した時に、ゴシック様式の教会の入り口付近にハイソサエティなご婦人が立っていました。
そこに、階段から熟年紳士が飛び降りてご婦人を驚かせて登場したシーンを偶然目撃しました。待ち合わせだったのでしょう。服装は男女ともに一流。場所はゴシックの壮麗な教会。そこに「小学生か!」と思わせる行動。思わず吹きましたよ。
私は民俗学を学びたいな~と思うことがあるのですが、民の俗なる営みの中に聖性を見出そうという考え方が根っこにあると思います。
「せこっ(二度見しつつ)」と「壮麗」の同居。
「うわ、下手」という俗と深い神秘が同居するキリコもそうです。
日本とイタリアはフランス人から愛されている点で似ている、ということを誰かのブログで読んだことがありますが、天上的な崇高と底辺的な卑俗が至るところで同居している、って非常に深くて素敵なことではないでしょうか?イタリアと日本はそういう点で似ていると思います。
今の美術の世界ではドイツとイギリスが最強豪国という印象ですが、私にはどちらもちょっと一直線すぎる感じがします。
いいんだけど、うん、確かにいいんだけどもね…級長さんと悪ガキというか。
私はイタリアを敬愛するのであります。クラスでは6番目(20人中)ぐらいのランク、でも目が離せない気になる女の子。
それにしても「イタリアは呼んでいる」に挿入されているリヒャルト・シュトラウスの「夕映えの中で」(ベルリンシンフォニーオーケストラ、ソプラノ:エリザベート・シュワルツコップ)は最高でした。あの壮麗な大画面をバックにそれが聴けただけでも収穫の大きい映画でした。いただきました。
↓「夕映えの中で」