清原絵画教室のブログ

神戸で絵画を学ぶ。初心者からプロまで。

2016年03月

お待たせしました。
2016年4月のカレンダーができましたのでアップいたします。
ご確認ください。


イメージ 1
以下の変更があります。
1.鈴蘭台教室がなくなりました。
2.その代わりに火曜日午後に日の峰教室を追加し、第1・3週に設けました。
3.  新長田教室が第2・4週から第1・3週に変わりました。

なお、アートピクニックを原則毎月第2土曜日に開催します。

以上

はじめまして!
ガリガ◯君に今さらながら
はまり毎日のように食べている
清原絵画教室 新入生の
栗尾です。

今日は三宮教室の風景を
新入生の視点から
お送り致します。

まずはじめに新入生は
《徐行描き》という独特の画法
を学びます。

対象だけをじっくり見て
一筆描きのように描いて
いく手法です。

イメージ 1

私はこれの実践に
入っているところです。

はじめは慣れないので
ぎこちないのですが
段々と描くうちに
少しずつスムーズに
描けるようになってきました。


イメージ 2

Kさんはこれを沢山
丁寧に描き進めていき
徐行描きのパートを終え
られました。

「山に登って頂上から
見下ろしたような気分」
と仰っていた通り
なんだか立派な山脈のように
見えます。


イメージ 3

Sさんは次の段階
《色遊びのドリル》に。

茶色、緑の絶妙な色合いを
出されるのがとてもお上手です。


イメージ 4

Aさんは
《ガッシュを使った抽象画》
3原色のみできれいな色を
作られていました。

どこかクレーを思わせる
色列が素敵です。


イメージ 5

最後は教室の先生とみんなで
それぞれの取り組みを総括。


各々取り組んでいる
ことは違いますが
お互いの作品を見たり
感じたことを一緒に聴くことが
とても良い刺激の時間に
なっています。

《絵を描くのが好き》
というシンプルな想いが
1番大切なのかもしれません。

イメージ 6

迷ったときは
先生が例えを使って
時に熱くナビゲート。
じっくりと話を聴いてから
その上でアドバイスをして
くれます。

あっという間に
三宮教室の夜は更けて
いきました。


次回の教室でお会いできたら
ガリガ◯君のおすすめ
フレーバーをお伝えできれば
と思います。

ではまたどこかでお会いしましょう!

不肖清原健彦、「ありがとうマイタウン」と題した個展を開きます。

於:北神急行(神戸電鉄)谷上駅ドームギャラリー
とき:2016年3月21日(月)~3月27日(日)
7:00~20:00
会期中無休

昭和60年に創刊し、31年の長きにわたって北区の情報媒体であり続けたミニコミニュース「マイタウン」が3月25日発行号をもって休刊します。

本展はマイタウン2006年5月25日発行6月号(no.261)から1回目が始まり、3年36回連載された「スケッチ通信」の原画展です。原画と文をわたくしが仰せつかりました。

地域の文化を支え続けてきた偉業を讃え、お世話になった感謝をこめてこの展覧会を開催するものです。

その意志を受け継ぎ、北区の魅力を少しでも提示できればさいわいです。

以下、12作品/全36作品をご紹介いたします。
■3年目
イメージ 1
↑25 青葉台から原野を望む 2008.5.25発行
鯉のぼりは風にたなびき、田には水が張られています。北区には、こうした昔ながらの風景が多く残っていますが、そこは時間がゆっくり流れているようです。

イメージ 2
↑26 山田長原野 2008.6.25発行
水の張られた田んぼに囲まれていると、広大なプールの中にいるような気分になります。ここは水の国、むこうは乾いた住宅の丘。その対比が面白くて描きました。

イメージ 3
↑27 日の峰緑道 2008.7.25発行
強い影、木漏れ日、明るく照らされたコンクリートの道。7月の郊外の正午。せせらぎがあり、緑があり、涼しい木陰快適です。唯一、蚊の猛襲を除いては。

イメージ 4
↑28 原野成道寺 2008.8.25発行
田園の真ん中を一本の道がまっすぐに伸びています。蝉の声や田を吹き渡る風に身を浸して描いていると、こういう景色は大切な心の拠り所なのなだあと実感します。

イメージ 5
↑29 日の峰ゴルフ場 2008.9.25発行
9月の朝、濃く長い影が秋の訪れを感じさせます。送電線、高速道路など、ここは郊外風景の定番が揃っています。今回は鉛筆だけで描いてみました。

イメージ 6
↑30 北五葉、鈴蘭台第一住宅 2008.10.25発行
金木犀、コオロギ、給水塔、スターハウス(星形の集合住宅)、小さなショッピングセンター。そこは優しい空間でした。こじんまりとして、ゆるやかに時が流れる空間です。

イメージ 7
↑31 山田町福地 2008.11.25発行
収穫を終えた田畑は黄金色に、木々は紅く色づいて、風景全体が一休みしているように見えます。黄や赤は、実は円熟を表す色なのだと気づきました。

イメージ 8
↑32 山田町無動寺 2008.12.25発行
古くから、救いを求めて訪れる多くの人を助けて来たのではないでしょうか。スケッチをしている間も、いくつかの家族が法要に来ていました。

イメージ 9
↑33 日の峰より原野を望む 2009.1.25発行
田畑の横の線、マンションの縦の線、手前の植木と駐車場の織りなす文様、黒い山の色面、黒い山の色面、そして都市と田園の交錯、それらの構成が面白くて描きました。

イメージ 10
↑34 甲栄台マンションから北を望む 2009.2.25発行
甲栄台団地が翼を広げ着陸態勢に入ろうとしている飛行機の編隊のように見えます。そのむこうにそびえる緑町団地と原野と青葉台の丘陵の起伏が楽しく、夢中で描きました。

イメージ 11
↑35 鈴蘭台第2団地から北五葉を望む 2009.3.25発行
黄砂のせいでしょうか、太陽光線が拡散し町全体が柔らかく光って見えます。こう見ると、改めて日本の

イメージ 12
↑36(最終回) 鈴蘭台南町にて 2009.4.25発行
北区の風景と出会うことで、この町住む多くの人と交信できたように思います。北区の風景は味わい深く、おおいに楽しむことができました。本当にありがとうございました。
-----------------------------------

3月20日(日)13:00頃、飾り付けを行います(予定)
わたくしの作業におつきあいしてもいいぜ(いいわよ)、と言う方、歓迎いたします。
早く終わるので助かります。
もしかしたら時間変更などあるかもしれませんので、念のため事前にお電話ください。清原携帯090-6587-3695






不肖清原健彦、「ありがとうマイタウン」と題した個展を開きます。

於:北神急行(神戸電鉄)谷上駅ドームギャラリー
とき:2016年3月21日(月)~3月27日(日)
7:00~20:00
会期中無休

昭和60年に創刊し、31年の長きにわたって北区の情報媒体であり続けたミニコミニュース「マイタウン」が3月25日発行号をもって休刊します。

本展はマイタウン2006年5月25日発行6月号(no.261)から1回目が始まり、3年36回連載された「スケッチ通信」の原画展です。原画と文をわたくしが仰せつかりました。

地域の文化を支え続けてきた偉業を讃え、お世話になった感謝をこめてこの展覧会を開催するものです。

その意志を受け継ぎ、北区の魅力を少しでも提示できればさいわいです。

以下、12作品/全36作品をご紹介いたします。
■2年目
イメージ 1
↑13 弓削牧場 2007.5.25発行
住宅街からほんのわずかに足を踏み入れただけだが、そこはもう別世界だ。鳥のさえずりが気持ちいい。牛の声が大きく響き渡った。都会にはない、みじみずしい命を感じた。

イメージ 2
↑14 鳴子から君影町を望む 2007.6.25発行
以前からイタリア中部丘陵地帯の城塞都市のようだと思っていた。堅固な城壁が中心の塔を何重にも囲んでいるように見える。後で地図をみるとやっぱり都市国家ぽかった。

イメージ 3
↑15 小部中学校 2007.7.25発行
夏の夕方、校門の近くに腰を下ろして描いた。部活を終えた生徒達が帰って行く。鼻歌交じりのくつろいだささやきがひとしきり通り過ぎると、今度は本当の静寂が訪れた。

イメージ 4
↑16 小部中近くの鉄塔のある山 2007.8.25発行
月小部中を描きに来たときに小高いこの山を見つけた。登ってみると白いガスタンク、鉄塔、変電所、まるで秘密基地を発見したような気分。そしてリアルだと思った。

イメージ 5
↑17 下谷上ー里山ガスタンク 2007.9.25発行
前回遠くから描いたガスタンク。朝の光。グラウンドに生徒を集めて運動会の指揮をする先生のスピーカーの声が山々にこだましている。夏は往き、2学期が始まったのだ。

イメージ 6
↑18 泉台から甲栄台の団地を望む 2007.10.25発行
私は団地が好きです。秋の午後、青空を背景に整然と並ぶ建物を見ていると、懐かしいような新しいような、独特の詩的な感覚に包まれます。私にとってそれはアートなのです。

イメージ 7
↑19 鈴蘭台西町「内田家住宅」 2007.11.25発行
新しく葺き変わった屋根が美しく、見る角度によっては古墳時代の住居のような印象もしました。また、修理復元で現代的でフレッシュなものになるんだなあ…と思いました。

イメージ 8
↑20 大歳神社 2007.12.25発行
そこはからっとした空間でした。鳥のさえずり、木立を通り抜けて地面に刺す冬の日差しと木漏れ日、垂直に落下して足元で跳ねるドングリ。優しい杜に包まれて魂が潤いました。

イメージ 9
↑21 末広稲荷神社 2008.1.25発行
赤と白のコントラストがあざやかな祠です。色が溢れているわけではなかった昔は山の木立の中で、ひときわ映えたことでしょう。異界への入口と感じたに違いありません。

イメージ 10
↑22 大東交差点近くの火の見櫓 2008.2.25発行
火の見櫓は、昭和を連想させるものの一つだと思います。機能だけでなく、どことなく優美で親しみを感じます。今日は雲が舞い描く手がかじかみました。

イメージ 11
↑23 大原中学校前の陸橋から 2008.3.25発行
の陸橋から長い下り坂を見下ろすと、現代日本の典型的な郊外風景が望めます。整備された道路が大きな自然に伸びてゆくさまが寂寥感を伴っているのが、その特徴です。

イメージ 12
↑24 神戸市指定文化財(鈴蘭台西町6丁目) 2008.4.25発行
歴史的な住居でありながら現実に生活していることがすばらしいと思います。それは母屋と周囲の庭との構成にも反映していて私はそこに惹かれて描きました。

(※3年目、次の記事に続きます)

不肖清原健彦、「ありがとうマイタウン」と題した個展を開きます。

於:北神急行(神戸電鉄)谷上駅ドームギャラリー
とき:2016年3月21日(月)~3月27日(日)
7:00~20:00
会期中無休

昭和60年に創刊し、31年の長きにわたって北区の情報媒体であり続けたミニコミニュース「マイタウン」が3月25日発行号をもって休刊します。

本展はマイタウン2006年5月25日発行6月号(no.261)から1回目が始まり、3年36回連載された「スケッチ通信」の原画展です。原画と文をわたくしが仰せつかりました。

地域の文化を支え続けてきた偉業を讃え、お世話になった感謝をこめてこの展覧会を開催するものです。

その意志を受け継ぎ、北区の魅力を少しでも提示できればさいわいです。

以下、全36作品をご紹介いたします。
■1年目
イメージ 1
↑1 ゴルフ練習場(筑紫が丘) 2006.5.25発行
その道は山にむかってまっすぐにのび、唐突にぶつっと終わる。そこから先は草木の生い茂る谷だ。谷を背に描く。ここは町と自然の境界。球を打つ音だけがいつまでも聞こえる。

イメージ 2
↑2 山の街 駅前 2006.6.25発行
ここから見下ろす山の街駅は人影もまばらで、時折十代の少年少女の声が響くだけだ。風のない日曜の午後。やがて太陽は移動し、影のむきがだいぶ変わった。

イメージ 3
↑3 桂木小学校からの眺め 2006.7.25発行
ここは面白い構図だ。下の方では道の交差と並木のリズムが音楽的構成をなしているのに対して、上の方では山の稜線が下のドラマを受け止めている。セザンヌが脳裏をよぎった。

イメージ 4
↑4 しあわせの村 馬事公苑 2006.8.25発行
大きな並木が陽を浴びて濃い陰影を見せている。梅雨の頃は淡く霞んでいた景色も、今日は陽光に揺れている。2006年夏。正午。緑が輝く。影が揺れる。

イメージ 5
↑5 六條八幡神社 2006.9.25発行
大木のそびえる境内はいつもひっそりとしていて派手さとは無縁でありながら、爽やかで明るく風格と気品がある。帰るべき場所という感じなのだ。

イメージ 6
↑6 鈴蘭台ダイエー裏 2006.10.25発行
山の斜面に立ち並ぶ家々の姿、軌道を進むカタンカタンという音、緑の濃さ。ここには昭和の佇まいがある。幼少の考えが少しだけ甦った。

イメージ 7
↑7 桜ノ宮市営住宅 2006.11.25発行
秋の午後。神鉄北鈴蘭台駅から歩いて5分。空は高く、影が長くのびて、遠くの車が光を浴びて一瞬光ったかと思うとすぐまたもとの静寂に戻った。

イメージ 8
↑8 杉尾神社(北五葉) 2006.12.25発行
小さな社である。だがそれ故に正面の鳥居あたりから見ると屋根の形が美しく、コンパクトだ。このスケッチを書き終えた直後お正月の準備作業が始まった。

イメージ 9
↑9 泉台小学校 3階からの眺め 2007.1.25発行 
明石海峡が白く光っている。そのむこうには、淡路島の山並みがはるかに連なっている。放課後の教室で、こうして一人で絵を描いていると、過去にすいこまれそうな気がした。

イメージ 10
↑10 小部峠 2007.2.25発行
坂を見下ろすと、車がはるかに小さく点になって見える。坂の距離が、異様に長く感じられた。登ってきた多くの車はここで一息つき、今度は長い降下を始めるのだ。

イメージ 11
↑11 教習所と市営山の街住宅 2007.3.25発行
今日は風がふいている。風にのってゆっくりと横に移動する雲の塊と、団地の塊が連続した連なりに見えた。今日のような明るい冬の空が私は好きだ。

イメージ 12
↑12 日の峰の緑道 2007.4.25発行
のどかだ。空気が柔らかく、緑道ぞいの桜の花は満開、薄緑の若葉も風に揺れてちらちら光り、ぶかぶかの制服を着た学生が通り過ぎて行った。

(2年目・3年目、次の記事につづく)


↑このページのトップヘ