清原絵画教室のブログ

神戸で絵画を学ぶ。初心者からプロまで。

2018年06月

清原絵画教室の生徒kです。

今日は元町教室。
最近の絵画教室、生徒数も増えて活気が増しています。

ワタシは午前午後、一日通しの受講です。
清原絵画教室の定番メニューの一つ「色遊び」のSTEP8
「黒の色遊び」に取り組みました。

三原色の水彩絵の具を混ぜて、黒色を作るのですが・・・
パッと見「黒」でも、赤みがかかってたり、青が強かったり、
ビミョーになにかの色に傾いてたりするのです。
ひと言で黒と言っても、そこに含まれている赤、青、黄の配分を
見極めるのが難しいけどメチャ面白く、
夢中になってパレットの上でグルグル絵具を混ぜていると、
あっという間に一日過ぎてしまいます。
今日一日でSTEP8完了を狙いましたが、8割あたりで時間切れ。
無理せず次回に持ち越しです。

ちなみに昨日は榎忠さんの個展に行ってギャラリートークも聴講、
大好きな榎忠さんの作品をゆっくり鑑賞できました。

この週末は、濃密なアートライフを過ごせました!

徐行描きを終えたCさんから成功物語が届きましたので掲載します。

成功物語(プログラム修了の喜び)
徐行描を体験して、対象に集中する楽しさを味わった。
今まで、絵の対象を形よく似たように描くことを当たり前と思っていたので、徐行描はその概念を一から壊すような体験だった。最初は、徐行描のルールを守るのに一生懸命であったが、入り組んだ線が描けたり、素材の質感が表現できると楽しさが倍増した。この経験をして以来、何気ない日常の物や景色を見るのも、ただ情報として見るのではなく対象をじっくりと楽しんで見る力がついたような気がする。
対象が自分自身であるような体験までできれば、ただ絵を描くという技術的な行為だけにとどまらない境地に至れるのだと思う。その意味で大変奥深い体験ができたと感じている。

Cさんの絵↓
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Cさんの修了を祝します。

/清原健彦

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6月9日(土)に展覧会を観てきました。

榎忠さんいわく、アトリエ空間のように展示を意識した、とのこと。
そのせいか、会場(特に地下)は、客を迎え入れるように設えた美術展示とは異なり、作業続行中のような雰囲気で、虚構-現実の往復が濃密に感じられました。武器弾薬を備蓄する内戦下の日本という空想がちらっと頭に浮かびました。

清原絵画教室では今年の3月にアトリエを訪問し、作家の本丸で一日を過ごすことができたのですが、そこで感じるものと、ギャラリーで感じるものはだいぶ異なると感じました。

忠さんの場合、場との関係性で作品の持つ意味がだいぶ変わるようです。

私が観た榎忠展の中で、今回の展示が一番「散らかって」いました。ギャラリーという本来「おつにすました」空間が、乱雑に散らかっているわけですが、この散らかり具合によっても、作品の醸す様相、位相、性質は変わると思いました。

■私は6月23日(土)15:00~のクロストークを聞きに行きます。
※クロストークを辞書で引いたら、①混信または混線、②談論風発(談話や議論が活発に行われること)③かけ合い、問答となっていました。
必ずや②になることだろうと思います。

/清原健彦

↓展覧会詳細
ギャラリー島田ウェブサイト

↓ギャラリーサイトより一部転載
会場:全館
日時:6月9日 (土)〜7月2日(月)11:00-19:00
入場料300円(当日限り再入場可)
※最終日は19:00まで、金曜休廊
■6月9日(土)14:00 〜
オープニング 予約不要・無料(要入場券)
榎忠展開催を祝し、ささやかなパーティーを行ないます。どなた様も是非お越しください。
■6月16日(土) 15:00 〜
第343回 神戸塾 土曜サロン ギャラリーツアー 予約不要・無料(要入場券)
榎忠さんと各会場を巡回し、作品の解説をしていただきます。
■6月23日(土) 15:00 〜
第344回 神戸塾 土曜サロン トーク 榎忠 × 島田誠 要予約・無料(要入場券)
榎忠さんと島田誠によるクロストークを開催します。トークのみ要予約とさせていただきます。

徐行描きを終えたFさんの感想が届きましたので紹介します。/清原健彦

成功物語(プログラム修了の喜び)
 何かをしようとするとき、経過や成果に色々イメージを持ち、方向が決まるとそれを実現しようとする。しかし多くの場合、イメージ通りにとはいかず、思っていたことの半分も表現できない悔しさ、苛立たしさを感じることになる。イメージ通りにとまではいかずとも、それに近づけるためには、その手法ノウハウを人に教わるのが良策だ。絵画教室もそう思い通い始めた。しかし徐行描きは、自分の抱いていた絵画教室というものとイメージが異なり、現に目の前にあるものを見つめる作業で、自分なりのイメージを持つことは逆に邪魔なことになる。思いも寄らなかった作業に当初は面食らったが、段々その重要性が理解できてきた。
 今、成功体験として一応徐行描きプログラムが終わったと書いているが、胸中終わったとなんて全く思えず、むしろこれから練習を重ねなければと思っている。とはいえ、おめでとうと言われ、次のステップに行けるという喜びはとっても大きい。今後はイメージを表現することと平行して徐行描きやデッサンを勉強しなければいけないと思っている。
 清原先生、いつも大切なことを丁寧に教えて頂きありがとうございます。そしてこれからもご指導よろしくお願いいたします。
 

Fさんの絵↓
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改めて、メソッド修了を讃えたいと思います。おめでとうございます!/清原健彦

昨日になりますが、元町教室作品をアップします。
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Tさんは徐行描きをスタートしました。

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同じくTさん徐行描き

一方、二人の徐行描き修了者が出ました。
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Nさん 徐行描き修了です。おめでとうございます。

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Yさん 徐行描き修了です。おめでとうございます。

/清原健彦




/清原健彦

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